当院の特色
内視鏡検査
当院では上部消化管内視鏡検査(食道、胃、十二指腸を観察する検査)および大腸内視鏡検査を行っております。 上部消化管内視鏡検査は口からの検査(経口内視鏡)と鼻からの検査(経鼻内視鏡)を行っており、患者様と相談し方法を決めております。
“内視鏡検査はしんどいなぁ”という印象があると思います。特に大腸内視鏡検査では痛みが伴うイメージが強いのではないかと思います。大腸内視鏡検査は肛門から挿入し、大腸と小腸の境目まで入れていきます。
個人差はありますが、挿入時に大腸(特にS状結腸)が伸ばされることで、痛みが出てくることがあります。
その挿入時の痛みに対して提唱された“大腸軸保持短縮挿入法”はS状結腸を伸ばさずに腸を折りたたんでいくようなイメージで、痛みが少ない挿入法になります。
以前に常勤医として12年間勤めていた神戸赤十字病院で大腸軸保持短縮挿入法を研鑽して参りました。また拡大内視鏡を用いたpit pattern診断(大腸ポリープの表面の模様を拡大して観察する)の研修もしておりました。
当院でも軸保持短縮法にて挿入することで、出来るだけ患者様に苦痛を与えないように心がけております。
当院の大腸内視鏡検査では、拡大観察が可能な内視鏡を用いており、ポリープがあった場合にはpit pattern診断、NBI診断を行い、悪性なのか良性なのか、どれくらいの深さの病変なのかを判断し、切除についての治療戦略を立てていきます。
大腸ポリープの切除については、当院でも行っておりますが、もし合併症(出血や腸に穴が開くなど)のリスクが高い場合には、岡山赤十字病院消化器内科などへ紹介させて頂くこともあります。
上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査ともに、鎮静剤(うとうとするようなお薬)を用いることで、検査を楽に受けて頂くことも可能です。鎮静剤を使用後は、ふらつきが残ることもありますので、車やバイク、自転車の運転はできませんので、ご了承ください。
現在も非常勤医師して毎週水曜日に神戸赤十字病院にて内視鏡検査、手術を行っております。お腹の事で何か不安なことや、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
岡山赤十字玉野病院での内視鏡検査・治療のご案内
岡山赤十字玉野病院では、平成30 年4 月より積極的に内視鏡検査を行うようになりました。
必要に応じて、鎮静剤を用いた検査や入院での検査も行っております。また上部消化管内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に行うこともしております。
内視鏡治療(大腸ポリープ切除など)についても岡山赤十字玉野病院で行っております。
また合併症などのリスクが高い場合には、岡山赤十字病院(本院)と連携して対応させて頂いております。
検査日
上部消化管内視鏡検査(経鼻・経口どちらでも可能です)
毎週月曜日・火曜日の午前中 (担当 横山)
第2、4木曜日の午前中 (担当 鶴見)
大腸内視鏡検査
主に月曜日、木曜日(火曜日、金曜日も行っております)
担当医師
岡山赤十字玉野病院 院長
横山 祐二
鶴見 哲也